浪費癖の根底にあった3つのもの
思えば僕は昔から浪費癖があり、嫁ちゃんに出会うまで貯金をするという概念がありませんでした。
大学時代にはそんな自分を変えてみようと、早朝5時からローソンでバイトし、授業を受け、夕方からは定食屋でバイトをしてと自分を追い込んでみたことがありましたが、ただ使うお金の量が増えただけ浪費癖は治らず。
韓国への留学中には1年分まとめてもらっていた生活費をそうそうに飲み代に費やしてしまい恥ずかしながら両親へ追加融資の依頼をしたこともありました。
本場のマッコリは透き通る美味しさがありますからね..
社会人になってからも親に甘える日々は続き、
母親とのLINE履歴には
自分:「お金貸して」
母:「はあ?また?」
のトークラリーが積もり積もった時期もございます。
そもそも返すあてもないのに何が「貸して」なんでしょうね…
そんなこんなで貯蓄に関しては、
何かやっては心が折れ、浪費癖は治らず、自分への無力感が募るばかりでした。
さて本題です。
では、なぜ浪費癖がいつまでも治らなかったのか。
僕の場合、原因は3つありました。
- 貯金する目的がない
振り返るとこれが一番大きな問題でした。
特に結婚する予定もなく一人野垂れ死んでも構わないと思っていたので、本当に貯金する理由がなく、日々美味しい酒を飲むことに思いっきり舵を切っておりました。
しかし、将来的に結婚しようと思う人に出会い、さすがに貯金0じゃ恥ずかしので行動がガラっと変わり、まずは100万円を貯めようと思いました。
なぜ100万円かというと、
もし嫁ちゃんのご両親に貯金額を聞かれた時に、
「まあ3桁万円ほどは」とボカして答えられればウソはつかずに100~999万円までの間で相手の想像に任せて何とかボカしてごまかせると思ったからです。
- 清貧思想
僕は小さい頃から人前でお金の話をすることははしたないことだという考えに触れたり、お金が原因で両親がケンカしている光景などを見て、知らず識らずのうちに
「お金は汚いもの」
「お金を持つことは卑しいこと」
といった感情を植え付けられていたように思います。
これはなかなかやっかいで、短時間でスパッと消えてくれるものありません。
これを克服するためには、
少しずつお金に対する正しい意識(僕にとっては、自分と自分の大切な人を守れたり、より幸せになるよう手助けしてくれる素敵なツール)を意識して、そのようにお金を使うことで、意識を無意識レベルに昇華していくしかないようでした。
- お金に困ったことがない
嫌味なように聞こえたらすみませんが、
僕は生まれてから本当の意味でお金に困ったことがありません。
祖父は地方競馬の会長と政府系企業出身、そして父は某通信大手の管理職という家庭で育った僕は、基本的には欲しいものは交渉すればある程度何でも手に入るような環境で育ちました。
そのためか、恵まれた家庭環境に甘え、時にそれを自分自身の努力が生み出したかのように勘違いしてしまっていたんですね。
これは完全に僕のパーソナリティーの問題で、お金に困らないよう必死に働いてくれた家族を素晴らしく誇りに思っており、また心から感謝しています。
さて、もしみなさんにも浪費癖があり、
それが治らないようでしたら、その根底にはどんな原因がありますでしょうか。
そして、どうしたらその原因を捻り潰せますでしょうか。
本麒麟とモツ煮を詰めたThermosの保温弁当ポットを持って海辺に出かけ、釣りをしながらでも考えてみたらどうでしょうか。