夫婦円満の秘訣 侮れない小さな名もなき存在
僕は洗濯という作業がとても苦手でございます。
汚れものを仕分けして、ネットにいれて洗濯機をまわして
乾いた洗濯物を取り込んでたたみ、洗い終わったら干す
ああ…考えただけでもめんどくさいですし、
僕はこの一連の流れがどうも苦手で、
重い腰をあげてやろうとしてもとっても時間がかかります。
逆に嫁ちゃんは
このめんどくさい一連の流れを自分でテキパキとこなせるだけでなく、
たまに手伝う僕に的確に指示を出して、
最短時間で作業を終わらせる司令塔の役割もこなせます。
しかも、時おり干し方をコーチングしたり、うまくできた時には褒めてくれたりと
モチベーターの側面も持ち合わせているその姿はまさにJ.Y.Park
I just wanna make you はぴはっぴーどす。
しかし、料理はやや苦手な嫁ちゃん。
同じ献立を作ろうとすると、おそらく僕の3倍の時間がかかりますので、
我が家の毎日の夕飯はほぼ僕が作っておりますし(買い物含む)、
料理が好きな僕はそれをあまり苦にしていません
そんなこんなで共働き家庭の我が家はそれぞれの得意・不得意(好き嫌い)を考慮した結果、主な家事はこんな感じの役割分担制になりました。
【僕】
・家計管理
・日々の料理と買い物
・お風呂掃除とトイレ掃除(こらは週末のみ)
【嫁ちゃん】
・食後の皿洗い等
・洗濯
・掃除機(こちらは週末のみ)
ふむふむ
なかなか僕もよくやっているじゃないかと満足しておりましたが、
実は公平に見えるこの家事分担には大きな裏があったのです。
夕食後や土日の昼下がり
そんな僕がだらだらと寝っ転がってyoutubeで釣り動画を見ている間に嫁ちゃんはくノ一のように動き出します。
そう、
侮れないあいつ
「名もなき小さな家事」と闘っていたのです。
ある日、
僕は草陰に隠れこっそりと嫁ちゃんの闘いを観察しておりましたら、
こんな闘いを繰り広げておりました。
消耗品確保の乱:
ティッシュや洗剤、キッチンペーパーなどの消耗品の在庫状況を確認し、補充することで「使いたいのにないやん!」を防ぐ
小ゴミ箱 大ゴミ箱の乱:
各ゴミ箱のゴミをまとめ、最終的に捨てる用のゴミ袋に取りまとめ、ゴミ箱が溢れ返るのを防ぐとともに円滑なゴミ捨てを演出する
乾燥防止の乱:
迫りくる冬場の室内乾燥に対して、空気清浄機の加湿器モードを起動させたり濡れタオルを干すなどを行い対抗する
そしてなんと、
そんなハードな闘いを繰り広げながら
家庭内環境を快適に保つために嫁ちゃんはこんな任務も担っていたのです。
朝と食後の「ほっ」提供係:
食後にはコーヒーor紅茶を
朝には起きたてでも飲みやすい温度の緑茶を用意してくれる
お布団ぬくぬく係:
寝る時間の30分どの前にアイリスオーヤマのお布団温め機を起動し、お布団に入った瞬間からぬくぬくの状態を作り出してくれる
緊急時ノンアル提供係:
ドレッサーにノンアルを隠し保管し、平日禁酒している僕がどうしても飲みたくなってしまったときに提供する(いつもあるわけではないので甘えてはいけない)
おそらく
僕が気づいてないだけで、
嫁ちゃんはこれ以外にも250万個くらいの特殊任務を担ってくれていることと思います。
夫婦円満の秘訣
とは何なのか
僕の答えを見つけるために2万冊ほどの夫婦関係に関する書籍を読み、
約5万6千組のご夫婦にインタビューをしてきましたが、
それは夫婦それぞれによって違っており明確な答えを見いだせずにいます。
しかし、
この「名もなき小さな家事」の存在に気づき、
それを見えないところでやってくれているパートナーに感謝できるか
ということは小さくないことなのかもしれないですね